子供の皮脂分泌量について

皮脂って何?

皮脂腺から分泌される、脂肪などを含む液体が皮脂です。成分は脂肪酸グリセリンエステルです。

皮脂腺が内部で合成した分泌物を多量に蓄積した後、細胞全体が崩壊することによって皮脂は皮脂腺内腔に放出されます。つまり、皮脂は皮脂腺細胞の崩壊物全体から構成されています。

皮脂は毛穴の内面に開く皮脂腺開口部から皮膚の表面に分泌され、皮膚や体毛の表面に常に薄い膜状に広がっており、皮膚や髪を保護して、保湿する役割を果たしているのです。

また、皮脂に含まれる脂肪が皮膚の常在菌により分解されることで生じる脂肪酸によって、皮膚の表面は弱酸性となり、さまざまな病原菌などを排除する機能を持ちます。

その一方で皮脂は思春期になると男性ホルモンの影響を受けて分泌が非常に活発になり、角質の増大によって毛穴の外に放出されることが妨げられると、角質とともに蓄積していってにきび発生の原因となります。

頭皮から分泌される皮脂は量が多いこともあって、定期的に洗浄をしないと蓄積されていって臭いを発生するので、美容の面からは敵視されています。

つまり、皮脂は肌に水分を保ちうるおい保つを機能を担ってますが、増え過ぎると肌・美容のトラブルを引き起こすという面を持っているのです。

 

子供の皮脂分泌量は多い・少ない?

生後2、3ヶ月頃まではお母さんからもらったホルモンの影響が残っており、皮脂の分泌も盛んです。しかしこの時期を過ぎると子供の皮脂分泌量は次第に減ってきます。その結果、一歳頃から思春期前までが一番皮脂の分泌が少ない時期となるのです。

角質層は皮脂膜のバリアによって守られています。この皮脂の分泌が少ないと角質層が乾燥し、バリア機能が低下して外部の刺激に敏感になり、かゆみが生じて皮膚をかいてしまいます。それによって角質層が傷つき、さらにバリア機能が低下する・・・と悪循環に陥ってしまいます。

また、皮膚のバリアが破壊されることによって水いぼなどの皮膚の感染症にかかりやすくなってしまうのです。

したがって子供の肌は、皮脂が少ない分を保湿クリームやローション、オイルなどで補うことが重要となってくるのです。