子供のひび、あかぎれとは?
ひび、あかぎれが起きる原因
ひび、あかぎれは冬の空気の乾燥が原因で起こります。
先述しましたが、気温が下がると空気が乾燥し、さらに寒さにさらされたり水に触れる機会が多かったりすると皮膚の表面の皮脂が奪われ、乾燥が進んでひびやあかぎれを引き起こすのです。
症状としては、「ひび」は手の甲や指がカサカサになります。そして皮膚が固くなって亀裂が入り、割れてきます。「あかぎれ」はその割れ目が次第に深くなった状態で、真っ赤に腫れたり出血したりします。
また、気温の低下によって血行が悪くなると肌細胞に十分な栄養が行きわたらなくなります。そうなると肌は元気を失い、自分の力で肌細胞を再生して亀裂を修復することができない状態になってしまいます。これもひび、あかぎれの原因の一つです。
ひび、あかぎれが指先や足の爪先、耳などにできやすいのは、この血行不良と関連しているためなのです。
ひび、あかぎれの予防とケア
ひび、あかぎれの主な原因は上記の通り、気温の低下と空気の乾燥です。
なので外出のさいには手袋をはめて手を保温し、水に触れた後はハンドクリームなどを塗って保湿することが大切です。
乾燥肌の子供であれば水に触れる時はゴム手袋などをはめさせて直接水に触らせず、お風呂に入った時にはしっかりと手足の先までを温めるとひび、あかぎれができにくくなります。
ひび、あかぎれができてしまった場合は水に触れると悪化するので、ばんそうこうを傷口に貼ったり、手袋などをはめて水にできるだけ触れないようにしましょう。
薬を使う場合は保湿成分グリセリンや血行を促すビタミンBの含まれた軟膏がおすすめです。また、あかぎれがひどく痛みが激しい場合は皮膚科を受診するとよいでしょう。